委ねること 

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先月から子ども達に多くの事を委ねながら大人も子どももフラットな関係であれるように心がけて過ごしている。

今までもそうであったつもりだったのだが、どこかで譲れない、もしくは僕自身の価値観にて子どもたちに声かけしていたのかもしれない。

「掃除しっかりやろうよ。掃除当番でしょ。」

「かばんはフックにひっかけて。」

「玄関に荷物が置きっぱなしになっているよ。」

などなど。

言われる方も嫌な想いをしていただろうし、僕も出来ればそんなことをいちいち注意したくない。

でも、みんなが気持ち良くあるためには空間はなるべくきれいな方が良いし、私物はきちんと自分のところへしまっておく方が良い。

そんな僕の個人的な想いをただただぶつける場面があった。

しかし、そこをちょっと引いて「ここのこの部分が気になっているのだけれど、みんなはどう思う?」と全体の場で相談しながら話合うようになって、どんどんと場がみんなのモノになってきている。

みんなが壁に掛けられた、「みんなのルール」を意識しながら、時にはその前に立って確認しながら時間を過ごす。

%e5%86%99%e7%9c%9f-1掃除のときには、僕は一切何も言わなくても空間はきれいに掃除されるようになったし、子ども達も「ようちゃん、○○してもいい?」と聞いてきたり、「Aくんがこんなことしてるんだけど」と僕にそのAくんを何とかしてもらおうという態度であったりが無くなってきている。

その代わり、自分で判断し、自分でどうすれば良いか考え行動するようになってきている。

大きく何かが変わったわけでは無いかもしれない。

たまに入ってくれる保護者当番の方も同じようなことを言う。

ただ、根っこの部分のちょっとした心持ちをちょこっと変えただけで、現場の雰囲気は変わった。

その環境が自分事になり、子ども達はより主体的になった。

場の雰囲気がより穏やかになった。

大人も子どももより心地良さそうに時間を過ごしているように見える。

ちょっとしたこと、ほんとにちょっとしたこと。

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ゲームのこと

お菓子のこと

その他、スクールで起こる様々なこと、考えられる様々なことに対して、大人も子どもも意見を言い合い、聞きあい、そして判断、選択をしてみんなでスクールを創っていく。

遅ればせながらかもしれない、でも今やっとそんな雰囲気になってきている。

とても愛おしい

小さな集団かもしれないけれど、大事に大事に育んでいきたい。

たくさん失敗もするかもしれない、でもその失敗から多くの事を感じ、学ぶ。

「失敗してもやり直したら良いんだ。」

そうやってみんなで思えたら、失敗も怖くない。

その失敗に対して、やたら不必要にたたくことも無い。

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みんなで「良い」って思える方向を目指していけたらそれはなんと素敵なことだろう。

いっぱい想いを語ろう。

いっぱい想いを聞こう。

昨日もさとちゃんが「ここの子どもたちはみんな人生って楽しいなって思いながら毎日過ごせているよね。」と話をしてくれた。

今月末には、新田サドベリースクールの会計をみんなで見てみよう。という話になっている。

そして来年度の体制のことについても考えてみようという話にもなった。

子ども達がどのようなイメージを持っているか、スクールをどのようにしていきたいと思っているか、スタッフにどのようなことを求めているか、そんな話をみんなでするのを今から楽しみにしている。

子ども達は子ども達なりにしっかりと色々なことを感じ考えている。

体も心も大きく成長している。

今 ここで このメンバーで出来ることを1日1日積み重ねていく。