気付けば3月、新田サドベリーも残すところあと1週間となりました。
木曜日
全員で町内外へポスターを貼りに出かけました。
「ポスター貼りに行かずに残りたい人」と「全員でポスター貼りに行きたい人」と前日・当日とで議論もありました。
双方の気持ちを汲みながら、結局みんなで一斉にポスター貼りに出かけることが出来ました。
やってみて分かること、感じる事ってやっぱりたくさんあって、色々な所にお願いに行くにつれてみんな要領なんかも良くなってきたり。
「あそこは貼ってくれるかな?」「お願いするときはどうしたら良いかな?」「貼ってくれて嬉しかったね」「あそこのお店の対応はなんだか悲しい気持ちがしたね」
などなど、色々な感情が実際に人と接してこみあがってきます。
最初はなんとなく大人の僕の後ろについているだけだったのが、率先してお願い出来るようになったり、貼ってもらえたところには相手の目を見てきちんとお礼が言えるようになったり。
短い時間だったけれど、たくさんのところにお願いに回れて、とても良い時間でした。
ポスターとチラシですが、「ウチにも貼ってもいいよ(置いてもいいよ)」という場所があればご連絡をいただけると大変嬉しいです。
金曜日は延び延びになっていたスキー遠足にやっと行くことが出来ました。
雪が降って良い感じのコンディションでスキーが出来ました。
3月に入っていたのと、平日なのとでとても空いていて良かったです。
1年前は途中で諦めて温かい室内でみんなが滑るのを見ていたNちゃんが今年は最初から最後までエネルギッシュにスキーに取り組んでいました。
1人でリフトに乗って1人で下まで降りてくるようになりました。
人は1年でだいぶ変わりますね。
最年少のKくんは運動神経抜群。お兄さんと一緒にホントに楽しそうにスキーを楽しんでいました。
予定では2時にスキー場を出発ということになっていましたが、「もっと滑りたい」とKzくんが提案。「2時で帰りたいチーム」と「3時まで滑りたいチーム」に分かれて、帰りの会でまた議論になりました。議論も平行線をたどるようだとただただ時間だけが流れてしまうので、どうしたら相手が「よし分かった」と譲歩してくれるか、その辺のお話の仕方もそれぞれのチームが感じた帰りの会でした。
結局、「2時で帰りたいチーム」は3時まで雪合戦や雪だるまなんかをして遊びながら待つということでこの日は話が決着。
終わってみたらなんだかみんな満足な1日になりました。
土曜日、Hくんは先週から引き続き雪トンネルを製作。見事目標にしていたところまで製作が完了し、ご満悦。
毎日クラスの女の子3人も来たりで比較的賑やかに過ごしました。
はないちもんめを全員でしてみたり、キティゲームをしてみたり。
大人数で遊んでみたり、少人数でしっぽりと遊んでみたり。あっちのグループへいったりこっちのグループへ帰ってきたり。
週に1回の土曜日ですが、誰に何をしなさいと言われることのない環境で、自分の時間を過ごしています。
鳥取から元気に新田に来てくれる鳥取ボーイズ達。元気に朝挨拶してくれるのがとても印象的で良い表情だなぁと感心します。
最近はマイクラにも飽きてきたみたいで、この次は何が出てくるのかなぁと密かに楽しみにしています。
帰りの会が終わってから、Aちゃんが「この本キモイでぇ」と赤ちゃんが生まれる話の絵本を持ってくる。それに対して、「全然気持ち悪くないよ。とても大切なことなんだよ。」ときょんちゃんが真面目にその絵本を読み聞かせしてくれた。
自然とその絵本の周りに集まる女の子たち。周りでマンガを読みながらなんとなく耳を傾けていそうな男の子たち。
なんとなく上手に言葉で表現出来ずに「キモイ」って言葉を安易に使ってしまっているのかもしれないけれど、ホントはみんな興味があって、でもどう向き合って良いか分からないのかもしれない。大人が毅然とそれは大切なことと絵本を通じて伝えてくれたような気がして、これまたとても良い時間でした。