だんだんとスクールに通う子どもたちも増えてきて、「もっと場所があったらいいねぇ」という話の流れから、「ロッジの裏に小屋を建てよう」話になってきています。
「建築部」という活動を立ち上げて、どんな小屋が良いかインターネットで写真を見たり、小屋を建てるのにはお金が必要だねと応援してくれる組織団体を探したりしています。
8畳くらいの小屋を建てるのにどれくらいのお金が必要なのだろうと、製材所さんに見積もりをお願いしたらそこの専務さんが「お節介かもしれませんが、佐用に山小屋を作っている人がいるので一緒に観に行きませんか?」とお誘いの声。
メンバーに聞いてみるとみんなが「行きたい!」ということで建築部メンバーだけでなく、全員で見学に行ってきました。
知らないと絶対登っていかないだろうなという山道を進んで行ったところに隠れ家的にその場所はありました。
建築士のOさんが土地を借りて10年ほど前から建てはじめ、そこで音楽活動などもされているそう。
子どもたちはついたその瞬間から、「かわいい」「やばい!やばい!」なんて言いながら建物を見学。
あるものを使って手作りで作られているその小屋は確かにとても遊び心があり可愛らしいものでした。
室内にも薪ストーブがあったり、ソファがあったり、そこで建築士のOさんに色々気になることを尋ねる子もいました。
窓にあわせて壁を設計したり、明かりをいれるために屋根はテント地にしたり、斜面を使ってデッキを作ることによってツリーハウス感が増したり
などなどいろいろなアドバイスをいただきました。
中でもKくんは興味深々で直接色々と話を聞いたりしていました。
トイレもアーストイレ(バイオマストイレ)で赤土で作られたトイレでした。
手作り、そこにある素材を使って作るととても優しく温かい感じになりますね。
自分たちが作る際のたくさんのヒントをこの日もらった気がします。
Oさんは「暖かくなったらまたおいで」と言ってくれました。
建築の事や音楽の事でもまた楽しいことが一緒に出来たら良いなと思いました。
良い縁が繋がった1日でもありました。