遠足

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日曜日に総会が無事に終わり、月曜日と火曜日と鳥取へ遠足に行きました。

月曜日は午前中は子どもの国で大友剛さんのライブに参加させていただき、午後からは砂丘チームと馬耕チームに分かれて活動しました。

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大友剛さんは手品と音楽と絵本の読み聞かせをしてくれるプロのアーティストで、リクエストされた歌を即興でピアノ演奏してくれてみんなで歌ったり、自身が翻訳している絵本をしっとりと読み聞かせてくれたり歌を交えてみんなで歌ったり。

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子どもの食いつきもすごく、会場内の小さい子から大人まで楽しめるライブでした。

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「マジックは非言語コミュニケーションなんだよ。」と語ってくれたその言葉も印象に残っていて、言葉を介さずに色々な場面で使えるなと感じました。

とても不思議なマジックの数々で子どもたちは終わってからも「あーじゃないか こーじゃないか」と口々に語り合っていました。

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せっかく子どもの国に来たから、少し遊んでから午後のプログラム(砂丘&馬耕)に移行しようと、広場でお弁当を広げて食べて、13時の集合時間と場所を全体で確認した後に各々子どもの国で過ごしました。

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天気も良く気持ちの良い日でした。

お弁当を食べ終わった人から周りで遊び始めたり、ちょっと離れた遊具のところへ遊びに行ったり。

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上空でお弁当を狙っているトンビに自身のお弁当の唐揚げを自ら差し出し、おびき寄せてみようという遊びも見られました。

実際に近くまで低空飛行するものだから迫力がありました。

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変わった自転車で遊ぶグループがあったり

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木工教室で作品作りをする子がいたり

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大型遊具でおにごっこをして遊んだり。

約束の13時までそれぞれで時間を過ごした後は隣の「砂丘」へ行くチームと智頭に戻って「馬耕体験」へ行くチームに分かれました。

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僕は智頭に戻って「馬耕体験」チームの引率になりました。

Kくんのお父さんが日本全国で2人しかいない馬耕をして作物生産をされる方で、Kくんのお父さんに教わって馬に乗らせてもらったり、馬耕の体験をさせてもらったりしました。

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鞍をつけて乗馬するのが一般的な乗馬かと思いますが、こうして裸の馬の背中に乗らせてもらうと直に感じるものがある気がします。

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自然の中でこうして悠々とお馬さんの背中に乗って散歩だなんて贅沢な時間だと僕は思いますが、どうでしょうか。

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単に馬に乗るとか、馬耕を経験するとかそういったものを超越した何かをこのように生活している人に触れることによって感じるものがあるかと思います。

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5,60年くらい前まではこの辺も牛を使って田畑を耕して作物生産をしていましたが、今ではすっかりと機械にとって代わられています。

写真の奥にトラクターで田んぼをすいている光景が見られます。

このコントラストが何とも言えず好きです。

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子どもたちは初めての体験を自身の身体を存分に使いながら経験させてもらいました。

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自分の身体を動かすってとても面白い。自身の身体だけでなく、馬と呼吸を合わせる必要もある。さらに田んぼも上手く耕すにはどうしたら良いのかな。

自身の身体との対話、馬との対話、地面との対話、道具との対話

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馬と一緒に田んぼを耕すという行為ですが、様々な感覚が刺激されます。

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必死に一生懸命に取り組む表情がとても印象に残っています。

スクールの外にはたくさんの世界がある。たくさんの世界に触れてほしい。

そんな思いを日々スタッフとして関わり抱きながらも、先回りして与えているだけでは上手くキャッチしてもらえない。行動が自分事にならない。

キャッチしたい時にキャッチする。

タイミングってあるなと感じていて、そのタイミングが上手くあったときにすごく良い時間を過ごす事が出来る。

その頃合いってとてもその後の人生でも大事だなと感じていて、やはり「主体」って単語はキーワードになっていくなと思うわけです。

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色々な体験をするのはもちろん喜ばしいことかもしれませんが、いかに自分の人生を生きるかというのを考えて自身で実践していく、そういう姿勢を育んでいけたら良いんじゃないかと僕は考えています。

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月曜日の遠足は、午前中のライブはNPOの方からのお誘いでした。午後の馬耕体験はKくんのお母さんからのお誘いでした。

そのお誘いに対して、のっかった生徒たちが参加した形です。

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自分自身で企画計画して実践するケースもあれば、このようにお誘いに参加するケースもあります。

後者は前者に比べると用意されている感がありますが、自分では考えもつかなかったことや、自分では出来ないようなことも体験出来たりします。

午前中のライブも午後の馬耕体験も、子どもたちのイキイキしている顔を見れて良かったなーと思いました。

イキイキとしているかどうか、大事な指標だと思います。

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翌、火曜日はかねてよりCちゃんが計画していた砂丘遠足でした。

ついてみると砂丘上空にヘリコプターが飛んでいました。

みんなが「なんだなんだ?ドクターヘリか?」とめちゃめちゃ食いついていましたが、連休や夏休みなどを想定した年に一回の緊急救助訓練だったようです。

(年に一回とか全国で2人とかレアー感を感じるとラッキー!って思ってしまいます。笑)

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子どもたちも興味深々でした。

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馬の背を越えて海で遊んだり、

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急な起伏を登ったり下りたり

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久しぶりの砂丘遠足でしたが、良い運動になりました。

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外に遠足に行くとやっぱり普段とは心持が変わりますね。

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とても良いことだと思います。

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普段体験しないような事を体験したり、普段話さないような事をお話したり

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普段感じない友達の一面を感じたり

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砂丘遠足は集合時間と解散時間が決まっていること以外は何も決まっておらず、都度都度話し合っては自由に時間を過ごしました。

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前日の砂丘チームが「涼しい場所知ってるで!」と秘密基地みたいなところでお弁当を食べたり、砂の下におやつで持ってきた飴を隠して宝探しゲームをして遊んだり。

お弁当を食べて13時に集まった時には「午後からの予定」について円座になって話し合いました。

「コカ・コーラウェストパークへ行って遊びたい」

「海へ行きたい」

「イオンに行きたい」

と3つの意見が出ましたが、車の関係や時間の関係で、色々な制限がある中で、喧々諤々話し合い、結果海へ行くチームと公園へ行くチームの2チームに分かれることになりました。

僕は海チーム

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毎年のように4月から海へ出かけているような気がしますが、今年も無事に海へ行くことが出来ました☆

プライベート感満載なお馴染みのビーチ。

やはり誰も他に利用客はおらずに完全なプライベートでした。

みんな着替えを持って来ていたので服を着たまま海の中へじゃぶじゃぶ。

水温はさすがに低めでしたが、魚をつかまえようとして遊んだり、飛び込んだりして遊びました。

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一通り海で遊んだ後は着替えて冷えた身体を温めました。

この日も良い天気で、とても気持ちの良い時間でした。

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せっかく来たから最後記念写真撮って帰ろうとパシャリと一枚。

マサイ族のようなジャンプをするKくんのらしさが出ていて大好きな一枚です。

【文 長谷洋介】