ひよこが来ました

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火曜日、鳥取空港にヒヨコが到着したのでHちゃんと2人で受け取りに行きました。

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生まれたその日に静岡から鳥取までトラックでやってきたヒヨコたち。

15羽で注文しましたが、全部で17羽いました。

途中でライスセンターの人に電話させてもらってエサとなる小米と糠を、小屋に敷くもみ殻を頂きました。

DSC_0106「私も行きたい!」「せっかく鳥取に行くのだから、市内の公園とセットにして行ったら?」という意見も出ていましたが、Hちゃんの「早く行って早く帰ってきたい」「洋ちゃんと2人で行きたい」という気持ちに他のみんなもその気持ちを汲んだ形で2人で行ってきました。

2人の帰りを心待ちにしていた生徒たち

帰るやいなや、すぐにヒヨコたちはみんなのアイドルになりました。

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「可愛い♪可愛い♪」

早速、小屋にもみ殻を敷いてヒヨコたちは小屋の中へ。

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その日は2㎡小さな小屋はすごい人口密度でした。

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女の子も男の子もどの子もヒヨコの可愛さにメロメロでした。

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ヒヨコのようちえんが出来たり、小屋はどんどん可愛らしく内装されていきました。

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1人に1羽ずつということで15羽のヒヨコを注文することになりました。

どのヒヨコも同じようなヒヨコですが、ちょっとした違いからそれぞれに名前を付けて可愛がっています。

写真付きの名簿なんかも手作りしていました。

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「もうずっとここに居れるわぁ」とその日は小屋で過ごしていたAちゃんでした。

そんなこんなであっという間に過ぎていった火曜日。

3時20分、バスチームがバス停へと向かいスクールを去ってすぐ、Aちゃんが「洋ちゃん、早く来て!」と思い詰めた表情で駆け寄ってきました。

何事だろうと寄ってみると、はずみでSちゃんが1羽のヒヨコを踏んでしまったとのこと。

抱っこして見てみると、もう手の施しようがない程のダメージを受けて虫の息になっていました。

その場にまだ居合わせた5,6人の生徒が集まってそのヒヨコ(みみこ)に声をかける。

Khちゃんがお世話担当になっていたみみこ

血が出て、足が折れて、内臓が外に出た状態でしたが、僕の手に収まっていたみみこをHちゃんが抱っこする。

普段は、土が汚い、虫怖い、とかそんなことを気にしたり言ったりする生徒たちも、みみこの血が自身の手についてしまうことも厭わず、内臓から飛び出ている消化物が手についても気にせず、一生懸命みみこに心を寄せていました。

そこに言葉は無かったけれど、みみこがピィピィー最期の声を振り絞るかのように鳴く度に、子どもたちは泣きじゃくり、もうどうしようもない事を悟りながら優しく体を触ってあげていました。

その時間は時間にしたら40分くらいだったでしょうか。

ちょっとずつ心臓の鼓動も弱くなったり、ちょっとずつ生命が抜けていく様子を生徒たちは自身の手の中にそのぬくもりを感じながら、共有したのでした。

「生き物が亡くなっていく経験を初めてした」とAちゃんが声に出していました。

動揺する気持ちの中、みみこをどうするか話し合いました。

踏んでしまったSちゃんが「お墓を作ろう。」と言いました。

「お花とかたくさん飾ろう。」「以前亡くなったマックとモス(ひよこ)のお墓の隣にしよう。」「天国に行ってもお腹が空かないようにエサも一緒に埋めよう。」「バスで帰ってしまった人たちにも見てもらえるように今日は一日サドベリーに寝かせておこう。」「棺をつくろう。」「お手紙を書こう。」

色々色々意見が出て、話が進んで行きました。

その1つ1つを翌日実行していました。

みみこには可哀そうなことをしてしましたが、そこから感じ学ぶことはとてもとても大きかったです。

じっくりとその時間を生徒たちはかみしめることが出来ました。

心ゆくまでその感情と向き合ったと思います。

ヒヨコたちが来てまだ1週間も経っていませんが、色々な気付き、学びがヒヨコたちを通じてあるように思います。

何をどれくらい食べるんだろう?好きな食べ物は?好きな草は?たくさんいる野生動物からどう守ったら良いのかな?大きくなったら運動場を作りたい。

主体的にヒヨコと関わる姿勢がそこにはあります。

初日からとても刺激的な出来事がありましたが、今後も色々な事があるのではないでしょうか?

それらを(先回りせずに)生徒たちと一緒に共有していきたいと思います。

ヒヨコを飼う事1つにつけても、ホントに幅の広い学びがあります。

それをキャッチしていくかどうか、どれくらいキャッチしていくかというのは如何にそのものと主体的に関わるか、その関わりによって気付きや学びも変わってくるでしょう。

とても楽しみです。

無事に大きくなって欲しいなと切に願いますが。