去年度に新田のおじいさんに交渉に行ってお借りした畑。
4月から準備して、サツマイモと大豆を植えて育てています。
どうなるかなぁと楽しみに見守っていますが、そろそろ収穫の時を迎えようとしています。
夏休みが終わって、草だらけになっている畑に今週は2,3回入り草取りをしています。
年長のKくんが中心になって活動していますが、1回の草取りも、他のみんなが嫌にならないくらい、「1回30分にしようか」といった具合に絶妙な匙加減で活動は行われています。
9月に入ってから活動は生徒4人で行っています。
最近は「洋ちゃんも草取り一緒に手伝って欲しい」と一緒に畑に行かせてもらっています。
サツマイモを試し掘りして出てきた可愛らしいサツマイモをみんなで湯がいて食べていたり、サツマイモのツルを試しに食べてみようかと台所に運んで調理していたり。
「なんだか土って気持ち良いよね。」(Kくん)
「収穫して食べるってなんだかめちゃ楽しい。」(Tくん)
など子ども同士の前向きな会話を聞くと微笑ましくなります。
初めての挑戦、上手くいくこともあれば、多くの上手くいかないことも経験します。
「こんなに草生えてやる気なくすよね。」
とか草に辟易しながら向かい合っていたり、それでも「やったらやった分だけ成果が見れて嬉しいよね。」という言葉が聞こえてきたり。
いつも一緒にいるメンバーという訳でもないですが、それぞれの活動の合間に都合をつけあってもう少しで収穫までたどり着けそうです。
「収穫したものは一部はサドベリーに還元して、残りは自分たちでもらう」「お祭りなどに加工して出店する。」などと4月の時点では話していましたが、どうなっていくのでしょうか。
大豆は豆腐作りに挑戦するようです。
1つの畑から色々な物語と学びとが紡がれています。
やってみないと自分が好きかどうか分からないこともあります。
やったからこそ語れる言葉も出来てきます。
収穫量がどうであれ、それ以上の貴重な何かがこの数か月で彼(女)の中に沈殿しているのではないでしょうか。
主体的に取り組む先にしか手に入らないモノは必ずある気がします。