コロナウィルスが世界を席巻している中、東京などでは学校の休校などが決まる中ではありますが、新田サドベリースクールは当初の予定通り新年度がスタートしました。
鳥取県は未だ感染者は報告されていませんが、検査を受けていないだけで潜在的に感染者がいることは大いに考えられるところかもしれません。そんな中、先月から引き続き、マスク・手洗いの励行などを条件として生徒たちは元気に登校してきました。
先月から引き続き、スクールでの時間を満喫する生徒たち。
自然、コロナの話題も出てきて、スクールミーティングでも、先月と今とでは見えてきている情景が変化してきていることや、今後もスクールを開校していく際に気を付けなくてはいけないことなども話し合いました。
1.発熱37.5℃以上の発熱を伴う風邪の症状が見受けられるときは無理に登校しないで、自宅で安静にすること。登校再開の目安としては、解熱薬を使わないでの解熱(37℃未満)の状態が48時間以上継続する状態。
2.家に市販のマスクが無くなった時の対応(手作りのマスクなど清潔なガーゼや布で口や鼻の周りを覆う)について。また咳エチケットの確認。
3.3密を避ける行動について
などを改めて話し合い、共有し、確認しました。
スクールミーティングに参加した生徒たちも、コロナウィルスに対する意識も高く、どのような対策・対応がスクールで有効で、どんな事に気を付けながら過ごしたら良いのか、一定の基準を共有しながら、自分たちで考えて行動することが大事といったような意気込みを感じました。
3密の話をしているときに、Yちゃんが「顔を突き合わせてyoutubeとかゲームをしないってシラミの時と似ているね。」という発言には場も「そうだね!」というように和むものを感じました。
シラミの流行もこんな時に応用できるなんて、他のみんなも一気にイメージが湧いたようでした。
今回のコロナの影響で、様々な分野で、そして自分たちの生活レベルで色々と考える機会がたくさんあるなと感じています。あまり悲観的になりすぎることなく、前向きに「今自分たちに何が出来て、何をしていくべきなのか。」そんなことをここの生徒たちと一緒に考えていけたら面白いんじゃないかと思っています。
世界的に見ても今回のコロナでリモート学習なんかが主流になってきていて、学びのスタイルも変化してきています。「学校に行かなくても学校で習う様な勉強は出来るじゃん」と多くの子ども達、保護者たちが思っていることだと思います。
では、「そもそも学校ってどんな存在価値があるのか」そんな本質的なところに今後ますます焦点が当たっていくのだと思います。
世界の学校が変わっていくと思っています。
日本の学校も変わっていくことでしょう。
ではここ鳥取県で智頭町で、新田サドベリースクールはどういったことが出来るのか。僕たちの強みはなんなのか?弱みはなんなのか?どんな環境が良いのか?どんな未来を描いていくのか?
そんなことを主体的に考えて、今後もますますチャレンジしていけたらとても面白いんじゃないかと思います。
もっと伸びやかにイキイキと。
学校で、家庭で、地域で
子ども達がイキイキとしていることが社会の活力の1つになっていくことでしょう。
未来を担う子ども達といかにこの時間を過ごしていくか、一緒にワクワクしていきたいものです。
今日から唯ちゃんが新しいスタッフとして現場に入ってくれています。
歳も生徒たちととても近い唯ちゃん。
始まったばかりだけれど、早速心待ちにしていたYちゃんが唯ちゃんとの会話で盛り上がる。
交流を通じてお互いを知り合っていくことってとても大事だなと感じていて、唯ちゃんだからこそ築いていきやすい関係性ってあるんだろうなと感じています。
また新しい変化です。
こんな大変な状況からのスタートですが、無事に2020年度初日を迎えることが出来ました。
今後のことは周りの動向を観察しながら、冷静に判断していきたいと思っています。
みなさんが日々健やかに過ごせます様に。
初日で色々バタバタしたこともありましたが、今年度は意識して写真を頑張っていきたいと思います。(明日から)
今年度もどうぞよろしくお願いします。
いつも応援ありがとうございます。
文: スタッフ 長谷洋介