別れがあれば出会いあり。
春はたくさんの出会いの季節でもありますね。
今回のコロナの関係で、現在新田サドベリースクールでは県外からの視察・見学・体験をお断りしている状況で、3月4月に入学を考えて体験に来たいと言っていた県外・国外からのご家庭もこのコロナが落ち着くのを待つという状況が続いています。
ただ、町内・県内の家庭のみなさまの受け入れは現段階ではOKとなっており、2家庭のお子さんが今入学を検討の体験をしてくれています。
Sくんはお姉ちゃんが既にサドベリーに通っていることもあって、小さいころから馴染みがあったサドベリー。地元の智頭小学校とも連絡を取りながら、小学校も体験しながら、「やっぱりサドベリーに通いたい。」という気持ちだったみたいで、家庭でもよくよく話し合った結果昨日その意思をスクールに伝えてくれました。
昨日のスクールミーティングで「明日から正メンバーになって通学したい。」旨Sくんからの発信がありました。そこに居合わせた人も、そこに居合わせなかった人もみんながみんな「いいよー!もちろん!」「やったーメンバーが増える!」と大歓迎ムード。仲間が増えるというのはワクワクするものです。Sくんもびっくりするくらい環境に馴染み、どんどん溶け込んでいっています。
「1年生ってこんなに小さかったんだね。」と話すちょっと年上の子たちの声も聞こえてきました。本当にみんなどんどん大きくなり、逞しくなっていきます。
新しい子を気遣ったり、小さい子に優しくしたり、そんな温かみを感じます。
様々な理由で学校に行けない・行かない子ども達とたくさん出会う機会がありますが、常に願うのはどの子もイキイキと自身に磨きをかけ続けていって欲しいなということです。学びの形は様々で、自分のありたいような自分になっていけるように、周りが、社会がサポートしていく。本人を中心に据えて、その子が必要としているものを周りが社会が提供していけたら良いですね。
優しさに包まれた社会になっていきますように。
僕も僕に出来ることを微力かもしれませんが、一生懸命やっていきたいと思います。
昨日も良い天気でした。
朝から畑に行くTくんKくんの姿があったり、最近お気に入りの竹のブランコで過ごす姿があったり。
自分たちで作りこんでいっているこの遊具。この一番高いところに行けるのは今のところKくん含めた数人だけです。
シンプルだけれど色々な遊び、挑戦が見られます。
上からロープ垂らしたら面白いんじゃない?とロープを垂らして遊んでみたり。
「ここに竹の床を組んでいったらくつろげるんじゃない?」
と新たな構想が生まれていたり。
暖かな陽気は自然と人を元気にし、外に誘いますね。
今日(木曜日)はノーメディアデー。
昨日帰りがけに「やったー明日はノーメディアデーだ!」と喜ぶ子がいたり「最悪だ・・・。」と肩を落とす子がいたり。自分たちで決めたノーメディアの日。今後このノーメディアデーがどのように変遷していくか楽しみに見守りたいです。天気は良くなりそうです。
文:スタッフ 長谷洋介