台風10号が九州を縦断していきました。
避難をされている方、被害を受けた方の1日も早い日常の回復をお祈りしています。
鳥取県は強い風と雨があり、この日は警報も発令されるかなとその前の晩から台風の動向を注視していましたが、結局警報が発令されることはありませんでした。
スクールでは現在、「朝6時の時点で、生徒の居住する地域で警報が発令された場合には臨時休校とする。」というルールを定めて警報に準じて休校判断をしています。
昨日は6時の時点で警報が発令されていなかったこと、その後も発令されなそうとのことで、風や雨が強かったですが、通常通り開校となりました。
いつもとは違う、台風のエネルギーを感じながら登校してくる生徒たち。
前日から「ねぇ明日サドベリーある?」と電話してくるHくん。
「台風で風が強いけれど、サドベリーに行きたい!」といつもはバスでくるYくんもこの日は保護者さんの送迎でやってきた。
なるべく休校になって欲しくない、という子ども達の想いを強く感じる。
安全を確保した上で、なるべく開校したいと思うが、このような台風や大雪の時など、警報を基準にしているとはいえ、色々判断が難しいなと感じるときもある。
午前中は工作などをして過ごしたり、お気に入りのアニメを観て過ごしたり、マインクラフトなどをして過ごしたりと、室内で過ごす事の多かった子ども達。
お昼過ぎになると雨も落ち着き、「鬼ごっこしよー!」と外に繰り出していく子たちもいた。
エネルギーを感じる。
自然現象とは面白いもので、ある一定の条件の時に熱帯性低気圧が発達して台風となる。
そんな自然の偉大さや不思議さを外に出て少し感じながら、いつものように氷オニが始まった。
「なんか違う鬼ごっこしよ。」とTくんを中心に新しい鬼ごっこをみんなで考案し、実際に身体を動かしながら楽しんでみる。
新しい遊びが生まれるのはこんな時で、何度もやりながら「どうしたらもっと楽しくなるかな?」と考えながらみんなで試してみる。
じゃんけんで勝った人がみんなで遊ぶ遊びを提案。
新しい遊びを生み出したり、既存の遊びをみんなに紹介してそれでみんなで楽しんだり。
昨日はジェスチャーゲームで楽しむ姿が見られました。
最初は恥ずかしがってなかなかジェスチャーに参加しなかった子も、だんだんと「こんなものか。」と慣れてきたころに積極的にジェスチャーをするようになったり。
ノンバーバルコミュニケーションを楽しんでいました。
文:スタッフ 長谷洋介