2年前にサドベリーに見学に来ていただいた丸山さんからスクールに「今更ですが寄付をしたいので手順を教えてもらえますか。」という問い合わせがありました。
スクールでそのことを共有すると、スクールメンバーは大喜び。
定例の新サ会では「寄付をいただいたときの対応について話し合って確認したい。」という議題のもと、参加者有志で話し合いました。
「どうしたら良いと思う?」という問いかけを皮切りに、
「自分たちが逆の立場で寄付をした側だったとしたら寄付をした先からどんな事をしてもらったら嬉しいだろう?」
とか
「寄付をしたい、応援したいと思われるスクールってどんなスクールかな?」
とか
「どんなお返しがあったら寄付をして良かったなと思ってもらえるかな?」
とか
「寄付をしたお金がどの様に使われたか分かると良いかもね。」
とか
「手紙が良いと思う。」
とか
「お花を贈るとかは?」→「でもお金を寄付してくれた人からしてみたら、そのお金を使って自分にお花が返ってくるよりも、スクールの為に有意義に使われたことが分かる方が良いんじゃない?」
とか
色々と意見交換の場になりました。
3人集えば文殊の知恵じゃないですが、みんなで集まって話すると色々なアイディアが出てきますね。
結果、最近デジタルイラストをしたりするYちゃんが、「私が手紙のフォームをデザインしても良いよ。」とお花の周りに葉っぱを正メンバーの数だけ散らし、その葉っぱ1枚1枚に生徒から「今スクールで頑張っていること。」や「活動費を使って買いたい・取り組みたい事。」などを1人ひとりが書いていくという風に話し合い決まりました。
色々な人や団体から寄付をしていただき、そのお返しをしながら、お返し上手になっていけたら良いなと思います。
丸山さんとのやりとりの中で「どうして新田サドベリースクールに寄付をしようと思ってくださったのですか?」との質問に
・お互いのこと、子や孫、次の世代のことを考えながらコミュニケーションが出来る人が増えて欲しい。そのような世界は、きっと楽しいと考えているため。
・最低限のお金や物を所有すればいいと考えているため。余剰分は、サドベリーや、先進的な取り組みをしているが、資金的に困っている人や組織に回すと決めているため。
・次の世代のための活動を行うことがもっとも尊いと考えているため。
・お金の使い方として、自然や人との関係性を強くするために使う、と考えているため。
というお返事が返ってきました。
丸山さんの寄付をきっかけにスクールで色々なことを考えるきっかけも同時にいただけました。
どうもありがとうございました。
新田サドベリースクールに寄付をしていただける方がいましたら下記リンクを参照くださいませ。
どうぞよろしくお願いします。
現状いただいた寄付は収入会計に一緒にされますが、生徒たちの日々の活動やスクールの環境改善の為に有意義に使わせていただきます。
文:スタッフ 長谷洋介